法心理学研究室​

法心理学研究室(Legal Psychology Lab)では,犯罪に関する事象の心理学的研究,特に犯罪捜査の現場応用を目的とした研究を実施しています。テーマは,被疑者が検挙されるまでの段階(e.g., 犯罪者プロファイリングやポリグラフ検査)から検挙後(e.g., 捜査面接訓練),公判(e.g., 目撃証言)に至るまでの幅広い刑事手続きをカバーしており,単に犯罪者を逃さないだけでなく,無実の人を捜査対象から早期に除外し冤罪を防ぐことにも繋がる技術の開発を目指しています。

捜査面接訓練

児童虐待事件では,物証がなく被害児童の証言だけが証拠となることが多くあります。しかし,子どもから客観的に信頼できる証言を引き出すのは簡単なことではありません。

私たちの研究グループでは,アバターへの面接を繰り返すことで実践的に面接技能を高めるトレーニングを開発しています。

専門機関への提供を随時行っていますので,導入をご検討の際はご相談ください。

犯罪リンケージと犯罪者/地理的プロファイリング

プロファイリングでは,捜査する事件の犯人について,同じ犯人による事件の抽出,属性(性別,年齢など)の推定,活動拠点の推定,将来の犯行に関する時空間的な推定などを行います。​

現在は共同研究者とともに,各分析手法について幅広く研究を行いながら,活動拠点推定を支援するシステム(SAMON: Spatial Analysis Methods of Offenders' Nodes)の開発と提供を行っています。

ポリグラフ検査

日本の警察では,犯人しか知り得ない事件の情報を被検査者(検査を受ける人)が知っているか否かを調べる記憶の検査,ポリグラフ検査が行われています。

検査では,心拍数や皮膚電位,呼吸などの指標を利用した判定が行われ,その有効性も多くの科学的な研究で裏付けられています。

私たちの研究では,​検査で尋ねる質問の構成・内容に焦点をあてた研究や,検査結果の客観性・妥当性を高めるための研究を行なっています。